外国に行くときにはんこは必要か

2020-12-16
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外国に行くときには、はんこを持って行った方が良いのかと悩んでいる人もいるでしょう。旅行や出張あるいは赴任になったときには自宅に置いていくこともできるかもしれません。外国に移住するときには処分することも可能でしょう。

外国では、はんこは必要なのでしょうか。この記事では外国に行くシーンに応じた対応の仕方を解説します。

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外国でははんこは基本的に不要

大前提として、外国で生活するときには基本的にはんこは必要がありません。スタンプを使う文化は世界的にありますが、日本以外で認印などを使っている文化があるのは中国や韓国、台湾程度と言われています。この三国に行くときだけははんこがあると便利なシーンがあるでしょう。

しかし、アメリカやカナダ、ヨーロッパや東南アジア、オセアニアなどに行く際にははんこを持って行っても日常生活では使うシーンがありません。そのため、特にはんこをあえて持って行かなくても良い場合が多いと認識しておきましょう。

しかし、具体的な状況は外国に行く目的によって異なります。その詳細を旅行、出張、赴任、移住の四つに分けて詳しく見ていきましょう。

外国旅行のケースでの対応

外国旅行に行くケースでは、はんこは持って行っても使うことはないでしょう。国内旅行でも使ったことがある人はあまり多くはないかもしれません。国内でもはんこがどうしても必要になるのは、仕事の関係を除くと役所の手続きや各種サービスの契約手続き程度になってきています。

サービスの契約もサインで済ませられることが増えてきたため、フライトの変更が必要になったようなときでも、はんこがなくても問題ありません。そのため、旅行に行くだけであれば自宅にはんこを置いて行っても大丈夫です。

ただし、貴重なはんこについては、持参した方が盗難防止になります。空き巣の被害は各地で広がっているため、特に長期の外国旅行となると空き巣に狙われてしまってはんこがなくなるかもしれません。

銀行印や実印については自宅に置いたままにはしない方が良いでしょう。外国に持って行くと地域によってはスリの被害に遭うかもしれません。安全を重視するなら国内でセキュリティのしっかりしたレンタルボックスなどに預けておくのが良い方法です。

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外国出張のケースでの対応

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外国出張の場合にも旅行の場合と同様に生活ではんこが必要になることはありません。ただし、出張の際には仕事の都合ではんこが必要になるケースがあるので注意しましょう。海外の企業との書類のやり取りではサインで済ませられるのが一般的ですが、自社の都合によってはんこを押さなければならない場合があります。

契約書の場合には会社印を押すことになる場合が多いため、基本的には国内に書類を送って押印したものを返送してもらうことになるでしょう。しかし、社内手続きのためにはんこを押して欲しいと言われるケースがあります。

メールやFAXで送られてきた書類に捺印して返送しなければならない状況があると考えて、はんこを持参して出張に出かけるのが無難です。

外国赴任のケースでの対応

外国赴任の場合にも出張とは状況があまり変わりません。生活でははんこが必要なかったとしても、自社からの要求で書類作成にはんこがなければならないかもしれません。出張の場合と違って赴任の場合には期間が長くなり、年度をまたぐ場合には書類手続きが発生することが多いので、はんこは持って行くに越したことはありません。

また、目的によっては会社印を持ち歩くことになる場合もあるため、勤め先と相談してどのようにするかを決めておくのが良いでしょう。

外国移住のケースでの対応

外国移住をするときには中国などの国を除くと移住先の国内生活ではんこが必要になることはまずありません。そのため、はんこは全て処分してしまってから移住しても良いのではないかと思うでしょう。銀行口座なども全てなくしてしまうのであれば問題ない可能性もあります。

もし将来的に日本に戻ろうと思ったとしても、はんこがなくても住所を手に入れられるので大丈夫です。しかし、出国前に行った諸々の手続きの中に不備があったり、手続きし忘れたものがあったり、出国前に完了できなかったりした場合にははんこが必要になる場合があります。

例えば、賃貸生活をしていた場合には出国の直前まで借りていることが多いでしょう。退去をしたときに原状回復に不備があり、書類にサインをして欲しいと言われる場合があります。外国に移住していたとしても重要な書類だから捺印して返送するように指示されることもあるので注意が必要です。

このような状況で困ってしまわないようにはんこは処分せずに持って行った方が良いでしょう。

外国ではんこが必要になったときの対応方法

もし外国に行ってからはんこが必要になってしまったらどうしたら良いのでしょうか。日本国内のようにあちこちにはんこショップがあるわけではないので、簡単に作ることはできません。外国でもスタンプは使われているので、専門店を探せば作ってもらえる可能性はあります。

ただ、時間も労力もかかることは否めないでしょう。打開策としては三通りの方法があります。一つ目は電子印鑑で済ませられるかを問い合わせてみる方法です。電子印鑑ならウェブサイト上で簡単に作れるのですぐにでも対応できるでしょう。

二つ目は日本にいる人に依頼して押してもらう方法です。海外への単身赴任などの場合には有効なやり方ですが、外国移住をした場合にも知人にお願いしてはんこを作って押してもらうことはできます。仕事で外国に来ている場合であれば事情を説明して、同僚や庶務課の担当者などに依頼して対応してもらうことも可能でしょう。

三つ目は海外発送に対応しているはんこ業者に依頼して送ってもらう方法です。送料の負担が大きくなる問題はあるものの、航空便で送ってもらえれば数日で手元に届くでしょう。確実性が高く、国内にコンタクトをとれる人がいなくても選べるのがこのやり方の魅力です。

念のため持参するのが安心

海外ではサインで済ませる文化が主流なのではんこは持って行かなくても大丈夫だと考えがちです。しかし、現地では必要がなくても、国内の手続きで必要になる可能性があることには留意しておきましょう。外国ではんこを作るのは難しいので、必要時にはんこを持っていないと大変になります。

外国に行く目的によらずに一本は持っていた方が安心です。